標高450〜500mの中国山地に囲まれ、夏の朝は深い霧にすっぽりと包まれる広島県山県郡豊平町中原の一角、田んぼ約1ヘクタールに、キジの育雛舎や飼育小屋、広さ400平米のネット張りの飼育舎など7〜8棟が並ぶ。「コストをかけられないので、全て私と妻の共同作品ですよ」。その言葉の中に、自分で研究し、納得したうえでの手作り飼育舎への強いこだわりがひそむ。放鳥飼育しているキジは、現在、約2500羽。「うまいキジ肉を作るには、清潔な広い育舎での放し飼い(自然飼育)が一番」との信念をもつ。太陽の光を十分に浴びさせ、風雨にもさらす。エサは小さく刻んだ野菜。それに良質のトウモロコシ。「安心して食べてもらうため、薬類は一切混入していません」 |